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謎の光

2026

夜空の六十四番目

五月の夜、龍神様の湖は鏡のように凪いでいた。 「……またいる」 コポーが草の上に仰向けで転がったまま、湖の向こうの空を指さした。水面に映った星の群れのなかに、ひとつだけ、少し不規則に動く光がある。点滅もせず、音もなく、ただゆっくりと弧を描きながら漂っている。