八十八の手間2026年8月18日·2 分蛙鳴町奇譚 コポー ペーシャン タッチー 米の日 夏の終わり夏の終わりの陽射しが、駅前広場の隅に積まれた俵をじりじりと炙っていた。 コポーは新米の俵に鼻を寄せ、「早く食べたいなあ」と腹の虫を鳴らしていた。しかし俵の傍らには、まだ乾ききらぬ稲穂の束を背負ったペーシャンが、モチモチの背をどっしりと下ろしている。