山の日、覆面のまま2026年8月11日·2 分蛙鳴町奇譚 マスクメン ビピク ペーシャン 山の日朝からじりじりと照りつける日差しが、カエル山の坂道を白く炙っていた。石段の隙間からせり出した夏草の匂いと、遠くの蝉時雨。 「……くっ、ここは俺の担当区域だ。逃げるわけにはいかん」