掌の中の太平洋2026年8月12日·2 分蛙鳴町奇譚 コポー ミニコー ソンチョー 太平洋横断記念日夏の陽射しが照りつける昼下がり、コポーは池のほとりでせっせと笹の葉を編んでいた。 「これで……僕だけの船が完成するぞ!」 出来上がったのは、掌に収まるほどの小さな笹舟だった。帆の代わりに、ケロミの衣装の端切れをそっと立ててある。