土の下の声2026年3月5日·1 分蛙鳴町奇譚 ペーシャン コポー ソンチョー 龍神様の池 啓蟄啓蟄の朝、龍神様の池のほとりの土がもこもこと動いた。 「……春、だ」 ペーシャンが、大きな体をゆっくりと地面から持ち上げた。モチモチした背中に土が張りつき、枯れ葉のかけらがいくつか乗っかっていた。