十六番目の茶葉2026年8月16日·2 分蛙鳴町奇譚 スパイス モッチー ケロミ 十六茶の日 送り火蛬の声に混じって、川原には薄く煙の匂いが漂い始めていた。送り火の支度をする人々の影が、夕暮れの土手に長く伸びている。龍神様の池を渡ってきた風が、まだ夏の熱を少しだけ残していた。