秋を告げる翼2026年8月23日·2 分蛙鳴町奇譚 ハッシー ケロミ 処暑蛙鳴町の川面は、まだ夏の名残でぎらぎらと光っていた。石橋のたもとに立つハッシーは、片翼をそっと持ち上げ、目を細めている。 「……今日で終わりだな、この重たい熱は」