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ソフトクリームの日

2026

溶けないもの

七月の午後、駅前広場の石畳はじりじりと焼けていた。 踏切の向こうから定刻通りに現れた白い影が、ホームの端の定位置にゆっくりと身を収める。キリガミネンが静かに佇むと、周囲の空気がほんの少し——ほんの少しだけひんやりと変わった。誰も気づかない程度の変化だったが、電車を待つ人々は、気づかぬままにその方向へ少しずつにじり寄っていた。