とある郊外の町でのどかな田園風景が残る場所で、毎年恒例の相撲大会が開かれる日を迎えました。
「今日は待ちに待った相撲大会だ!僕が優勝して、女の子にキャーキャー言われるんだ!」
コポーは朝から気合十分。
「まあまあ、コポー落ち着いて。それより僕のこの足を見てくれ。今日も一段と長くなった気がするんだ」
タッチーは自慢の足を披露しますが、短い手が頭に届かないのが少し残念そうです。
「お兄ちゃんたち、おはよう!今日もみんなで頑張ろうね!」
ミニコーはいつものように元気いっぱいですが、手足が短いので、準備にてこずっています。そこへ、シルクハットをかぶった村長がやってきました。
「フェッフェッフェ、みんなおはよう。今日は年に一度の相撲大会じゃ。ワシは実況で盛り上げるぞい!」
村長の合図で、みんなは池の畔の相撲会場へ向かいました。会場には、すでにたくさんのカエルたちと、応援に駆けつけた人間たちで賑わっています。
「さあ、いよいよ相撲大会の始まりじゃ!実況はワシが務めるぞい!」
村長の掛け声とともに、最初の試合が始まりました。
「はっけよーい、のこった!」
コポーは練習の成果を発揮しようとしますが、緊張していつもの力が出ません。対戦相手のカエルに押し出されそうになったその時、コポーは持ち前の負けん気で相手を叩いてしまいました。
「あーっと!コポー選手、叩いてしまったー!これは反則ですー!」
村長が実況します。
「コポー、ダメじゃないか!」
タッチーが駆け寄り、コポーをたしなめます。
「ご、ごめん…」
コポーはしょんぼり。次の試合は、タッチーと村の力持ちカエルの対戦です。
「僕の自慢の足なら、どんな相手にも負けないぞ!」
タッチーは長い足を活かして相手を翻弄しますが、力持ちカエルの一撃にバランスを崩して負けてしまいました。
「あーっと!タッチー選手、自慢の足も力持ち選手には通用しませんでしたー!」
村長が実況します。
「くっ、まさか僕が負けるなんて…」
タッチーはがっくりと肩を落とします。ミニコーの試合が始まりました。
「よいしょ、よいしょ!」
ミニコーは短い手足を一生懸命動かしますが、なかなか相手に力が伝わりません。それでも諦めずに頑張る姿に、会場からは大きな声援が送られました。「ミニコー頑張れ!」「ミニコー負けるな!」その声援に応えるように、ミニコーはついに相手を土俵の外へ押し出しました。
「やったー!僕、勝ったよ!」
ミニコーは嬉しくて飛び跳ねました。
「あーっと!ミニコー選手、小さな体で大きな相手を倒しましたー!会場は大盛り上がりですー!」
村長が実況します。相撲大会はまだまだ続きます。コポーは反則してしまいましたが、その後の試合では正々堂々と戦い、タッチーは自慢の足を活かした戦法で観客を魅了しました。ミニコーは小さな体で大きな相手に立ち向かう姿で、みんなに勇気を与えました。
「さあ、いよいよ決勝戦じゃー!」
村長が実況します。決勝戦は、タッチーと村の力持ちカエルの再戦です。
「今度こそ、僕の足技で勝つぞ!」
タッチーはリベンジに燃えています。試合は白熱し、どちらも譲りません。タッチーは得意の足技で相手を翻弄し、力持ちカエルは力強い押しで攻めます。
「どっちが勝つか、全く予想がつきませんー!」
村長が実況します。
最後は、タッチーが相手の力を利用した技で、見事勝利しました。
「やったー!リベンジ成功だ!」
タッチーは喜びを爆発させました。
「優勝はタッチー選手ですー!素晴らしい戦いでしたー!」
村長が実況します。こうして、今年の相撲大会も大盛況のうちに幕を閉じました。コポーたちは、勝ったり負けたり、笑ったり泣いたり、色々なことがあったけれど、みんなで楽しい一日を過ごしました。
