「ぶるるっ、なんだこの寒さは!聞いてないよ~!」
寒の戻りで急に冷え込んだ日、コポーの町は震えに包まれていた。寒さに弱いカエルたちは、思いがけない寒さに文句を言いながらも、いつものようにそれぞれの時間を過ごしていた。
コポーもその一人。毛布をすっぽり被り、暖を取る方法を考えていた。
「こんな寒い日は、やっぱり鍋だよね!みんなで鍋をつつけば、体も心も温まるし、女の子たちにキャーキャー言われるかもしれないし!」
そう考えたコポーは、早速みんなに声をかけ、鍋パーティーを開くことにした。
「せっかくなら、色んなものを入れてみよう!」
コポーの提案で、鍋は闇鍋になった。モッチーが持ってきた巨大なキノコ、オヒサマがこっそり入れた激辛スパイス、タッチーがオシャレだと持ってきたカラフルな野菜…。様々な食材が鍋に投入され、何が入っているのか全く分からない、不思議な鍋が完成した。
「さあ、みんな、温まろう!」
コポーの掛け声で、みんなは鍋を囲んだ。しかし、一口食べた瞬間、あちこちから悲鳴が上がった。
「ギャー!何これ、辛すぎる!」
「うわっ、このキノコ、ゴムみたい!」
「この緑色の野菜、味がしない!」
予想外の味に、みんなはキャーではなくギャーと叫び、鍋パーティーは阿鼻叫喚の様相を呈した。
そんな騒ぎの中、ミニコーだけはペーシャンのモチモチの体の上で気持ちよさくつろぎ、ポン・デ・リングを食べていた。
「ん~、このモチモチ感、たまらないねえ。鍋関係ないけど。」
皆んなズル〜いと思いながらも、コポーの思いつきから始まった闇鍋パーティーは、予想外の騒動を引き起こし、町の一日は過ぎていった。
