のどかな田園風景が広がるカエルの町。町の中心にある広場では、ソンチョーが頭を抱えて悩んでいた。
「困った、困った、フェっフェっ。国からの要請で、全国緑化都市フェアを開催しなければならないのだが、何をすればよいものか…」
そこへ通りかかったのは、いつものお騒がせコンビ、コポーとミニコーだ。
「ソンチョー、そんなに難しい顔してどうしたんだ?」
コポーが尋ねると、ソンチョーは事情を説明した。
「緑化都市フェア?緑がいっぱいになれば良いんだよね。だったら、みんなで体を緑色に塗れば良いんじゃない?」
ミニコーが呑気に提案すると、コポーは目を輝かせた。
「それだ!ソンチョー、緑の歌と踊りの祭典を開こうぜ!フェアってのは、お祭りって意味なんだろ?」
ソンチョーは二匹の突拍子もないアイデアに、最初は戸惑った。しかし、悩んでいても仕方がない。ソンチョーは思い切って、二匹の提案に乗ることにした。
そして、町中にお触れが出された。
「明日、緑の祭典を開催する!みんな緑色の物を身につけて、広場に集まるように!」
翌日、広場は緑色の衣装や装飾で埋め尽くされた。ケロミの歌声が響き渡り、タッチーのキザな踊りが披露される。モッチーは自慢の力強いダンスを披露し、マスクメンは正義のヒーローらしいキレのあるダンスを披露した。住民たちは緑色の衣装を身にまとい、思い思いに歌い、踊り、笑い合った。普段はクールなスパイスも、この日は陽気に踊っていた。
「みんな、緑色でカエルみたいだねー!」
「ハッハッハ、お前もな!」
住民たちは互いの姿を見て、笑い合い、楽しいひとときを過ごした。
祭りの最後は、みんなで輪になって踊り、大合唱。広場は、緑と笑顔と歌声で溢れ、町はこれまでにないほどの活気に包まれた。ソンチョーは、予想外の盛り上がりに目を丸くしながらも、満足げに頷いた。
「フェっフェっ、まさかこんなに盛り上がるとはな。これも、コポーとミニコーのおかげじゃ」
こうして、カエルの町は、緑化都市フェアを、歌と踊りの祭典として大成功させたのだった。

