WOMENSマラソン大会!春の陽気が心地よい日、郊外の町ではWOMENSマラソン大会が開催されていた。参加者たちは、お揃いの桜色のTシャツを着て、スタートラインに立っている。
その中には、歌姫ケロミー、ちょっぴり意地悪なオヒサマ、そして、応援に駆けつけたコポーの姿もあった。
「ケロミー、頑張って!」
「オヒサマ、ファイト!」
コポーは、いつものように女の子たちにキャーキャー言われたくて、大きな声で応援している。しかし、彼の声は、沿道に詰めかけた観客の声にかき消され、誰にも届かない。
「チッ、今日はオレ様が主役じゃないのかよ」
コポーが不満を漏らしていると、ピストルの音が鳴り響き、レースがスタートした。
ケロミーは、持ち前の歌唱力で観客を魅了しながら、軽快な足取りで先頭を走っている。その後ろを、オヒサマが必死に追いかけている。
レース中盤、ハプニングが発生した。なんと、キリガミネンがコースを間違えて乱入してきたのだ。参加者たちは、巨大なシロクマに驚き、コースは大混乱。
しかし、ケロミーは動じない。彼女は、持ち前の歌声でキリガミネンの注意を引きつけ、無事にコースから誘導することに成功した。
「さすがケロミー、あんな大きなクマさんを手懐けるなんて!」
観客からは、大きな歓声が上がった。一方、オヒサマは、この混乱に乗じてケロミーを追い抜き、先頭に躍り出た。
レース終盤、オヒサマがそのまま逃げ切るかと思われたその時、驚異的なスピードで追い上げてくる影があった。それは、細身の体に似合わぬ力強い走りの持ち主、ビピクちゃんだった。
「オヒサマ、そこまでだ!」
ビピクちゃんは、ゴール直前でオヒサマを抜き去り、見事に優勝を飾った。
「やったー!ビピクちゃん、おめでとう!」
コポーは、興奮して叫んだ。しかし、彼の声は、再び観客の声にかき消され、誰にも届かない。
レース後、コポーは、「今日は打ち上げだー!」と、みんなを喫茶店に誘った。しかし、ケロミーもオヒサマも、レースで疲れ果てており、すぐに帰ってしてしまった。
「チッ、今日も最後までオレ様の出番なしかよ」
コポーは、一人でプリン・ア・ラ・モードをつつきながら、今日もまた、誰にも気づかれることなく、物語の幕を閉じたのであった。
