「今日は待ちに待ったピクニックの日だ!」
コポーの声が、朝日に輝くカエルの町に響き渡りました。今日は月に一度の、ペーシャンに乗っての遠足の日。
「早くペーシャンに乗ろうよ!」
ミニコーが短い手足をバタバタさせながら言いました。ペーシャンは、みんなが乗っても大丈夫な、大きくてモチモチしたカエルです。
「みんな、準備はいいか?」
ソンチョーがシルクハットをかぶり、杖を手に言いました。
「出発進行!」
ペーシャンの背中に、コポー、タッチー、ミニコー、ソンチョー、マスクメン、スパイス、ケロミーの全員が乗り込みました。ペーシャンはゆっくりと、でも力強く、目的地の湖へと向かいます。
「今日はいい天気だね!」
ケロミーが歌うように言いました。彼女の歌声が、ピクニックの楽しい雰囲気をさらに盛り上げます。
湖に着くと、みんなはペーシャンから降りて、持ってきたお弁当を広げました。おにぎり、サンドイッチ、フルーツ、そしてケロミー特製のカエルまんじゅう。みんなでお弁当を分け合い、楽しいおしゃべりが弾みます。
食事が終わり、みんなが思い思いに楽しんでいると、突然、空が暗くなり、強い風が吹き始めました。
「大変だ!嵐が来るぞ!」
ソンチョーが叫びました。
みんなは急いで荷物をまとめましたが、風はますます強くなり、ペーシャンも飛ばされそうになります。
「みんな、しっかり捕まって!」
マスクメンが叫び、みんなで必死にペーシャンにしがみつきました。
その時、スパイスが何かを取り出しました。それは、彼が作った小型の気象制御装置でした。スパイスは装置を操作し、なんとか嵐を鎮めようとします。
しばらくして、スパイスの努力が実り、風は弱まり、空も明るくなってきました。
「やった!嵐が止んだ!」
コポーが喜びの声を上げました。
みんなはホッと胸をなでおろし、改めてピクニックを再開しました。
「スパイス、ありがとう!」
みんながスパイスに感謝の言葉を伝えました。
「どういたしまして。」
スパイスはいつものようにクールに答えました。
こうして、ちょっとしたハプニングはあったものの、みんなは楽しいピクニックを終え、ペーシャンに乗って家路につきました。
