コポーは最近、自分の容姿に少しだけ自信をなくしていました。特に頭の上。つるりとした頭は、まるで磨き上げられた石のよう。
「たまには気分転換に、かっこいい髪型にしてもらおう!」
そう思い立ったコポーは、町で評判の床屋、「チョキチョキカエル」へ向かいました。
「いらっしゃいませ、コポーさん。今日はどうされますか?」
店主のタッチーは、長い足と短い手を器用に使い、コポーを椅子へと案内しました。
「今日はね、思いっきりイメチェンしたいんだ!最近、女の子にキャーキャー言われたくてね。」
コポーは目を輝かせながら、理想の髪型を伝え始めました。
「ええと、そうだな。まずは、サイドを大胆に刈り上げて、トップはふんわりと…」
コポーは身振り手振りを交えながら、熱心に説明します。タッチーは真剣な表情で頷き、ハサミを手に取りました。
「かしこまりました。それでは、始めさせていただきます。」
タッチーはコポーの頭を丁寧に触り、ハサミを慎重に動かし始めました。
「まずは、サイドから…」
ジョキ、ジョキ。ハサミの音が響きます。
「次は、トップを…」
しかし、タッチーがハサミをトップに近づけた瞬間、手が止まりました。
「あれ…?」
タッチーは目を凝らして、コポーの頭を見つめます。そして、ついに気がつきました。
「コポーさん…あの、失礼ですが…」
タッチーは困惑した表情で、コポーに話しかけました。
「コポーさん、あなた…髪がないようですが…」
コポーは自分の頭を触り、愕然としました。
「ええっ!?」
そう、コポーには髪がなかったのです。
「そ、そうだった…」
コポーは赤面しながら、事情を説明しました。
「いや、その、つい最近、間違えて全部剃っちゃって…」
タッチーは苦笑いをしながら、コポーに言いました。
「なるほど。それはそれは…。でも、ご安心ください。髪がなくても、コポーさんは十分魅力的ですよ!」
タッチーはそう言いながら、コポーの頭を優しく撫でました。
「それに、髪がないからこそ、帽子やアクセサリーが映えるというもの。おしゃれの幅が広がりますよ!」
コポーはタッチーの言葉に励まされ、少しだけ元気を取り戻しました。
「そっか…ありがとう、タッチー。なんだか、元気が出てきたよ!」
コポーは笑顔でそう言うと、帽子を買いに、町へと繰り出しました。
